大いなる山の神であった父のオオヤマツミの娘のコノハナノサクヤビメはニニギノミコトの子を身ごもったが、自分の子ではないとの疑いを持たれ、その疑念を晴らするため産屋に火を放ち、燃えさかる産屋で御子を産んだという説話から火の神とされ、日本一の活火山・富士山の噴火を鎮めるため、総本社の「富士山本宮浅間大社」にをはじめとする、各地の浅間神社の祭神として祀られている。妻の守護神、安産の神、子育ての神としても広く信仰されている。
系譜天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫である邇邇芸命(ニニギノミコト)の妻。また、大山祇神(オオヤマツミノカミ)の娘で、姉に石長比売(イワナガヒメ)を持つ。
別名・異称
木花之佐久夜毘売、木花開耶姫、鹿葦津姫、葦津姫
神格・神徳
火の神、妻の守護神、安産の神、子育ての神
おもな神社
富士山本宮浅間大社、各地の浅間神社、箱根神社