東京大神宮 (とうきょうだいじんぐう)は、東京都千代田区にある神社。神社本庁の別表神社。
明治5年(1872年)に開設された神宮司庁東京出張所および、東京神宮教会の両所にあった神殿を継承し、明治13年(1880年)4月17日、有楽町の大隈重信邸跡に落成した皇大神宮遙拝殿が起源である。当時は日比谷の地に鎮座していたことから「日比谷大神宮」と称されていました。関東大震災後の昭和3年(1928年)、現在の地に再建・遷座してから「飯田橋大神宮」と称され、戦後に社名を「東京大神宮」と改め、今日に至っています。
伊勢神宮の祭神である天照大神と豊受大神を主祭神としており、「東京のお伊勢さま」とも呼ばれています。また、『結び』の働きを司る「造化の三神」が併せまつられていることから、縁結びにご利益のある神社として知られ、近年は良縁を願ったご参拝も多くなっています。

東京大神宮
拝殿(正面)
神門
手水舎

御祭神

  • 天照大神(アマテラスオオミカミ)
    黄泉の国から戻った伊弉諾尊(イザナギ)が禊を行ったとき、左目から生まれた女神。光り輝く太陽のような存在であったため、イザナギに高天原の統治を託された。 伊勢神宮内宮(皇大神宮)に祀られ、皇室から特別な存在として崇敬されてきたが、中世以降は天皇家の氏神としてだけでなく、日本国民の総氏神・お伊勢様として広く信仰されている。アマテラスを勧請した神明神社は日本各地に創建され、全国で1万8千社にものぼるという。
  • 豊宇気毘売神(トヨウケビメ)
    天照大御神(アマテラス)の食物をつかさどる神。第21代雄略天皇の夢枕にアマテラスが現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国のにいる御饌の神・豊受大神(トヨウケノオオカミ)を呼び寄せなさい」と言われ、伊勢の山田原に社を建て、丹波国から遷宮させたとされている。他の食物神の大気都比売(オホゲツヒメ)・保食神(ウケモチノカミ)などと同様に、倉稲魂命(ウカノミタマ)と同一視(諸説あり)される。

東京大神宮へのアクセス

所在地

千代田区富士見2丁目4-1

最寄駅

  • JR中央・総武線「飯田橋駅」
  • 東京メトロ有楽町線「飯田橋」
  • 東京メトロ東西線「飯田橋駅」

外部リンク

公式ホームページ – 東京大神宮